
対人関係に気を使う、コミュニケーションが苦手で一人で過す方が気が楽という人いますよね。
職場の複雑な人間関係に馴染めずに、気を使い家に帰ると疲れがどっと出てくる・・・
仕事となれば、いろんな人と関わる事が年齢と共に増えて来ます。
家族以外の人に、どうしても気を使ってしまう人への解決方法をご紹介します。
ご相談内容
小さい頃から過保護に育てられ、高校生の時に初めて自分の家庭は他の家とは違い過保護すぎることに気がつきました。
そのせいか、子どもの頃から打たれ弱く人間関係も苦手でした。
精神的にも弱く友人と関わる機会も少なく、昔から一人自分の部屋か祖父母の部屋で過すことが多かったです。
5人家族、祖父母も両親も仲は良く、いつも円満な家庭で平凡に育ったと感じます。
両親からも祖父母からも、可愛がって貰いました。
私も友だちと遊ぶよりも、祖父に遊んで貰ったり、祖母に遊んで貰うほうが好きでした。
一人っ子なので、平日共働きの両親は休みになると、いろんなところへ遊びに連れて行ってもらいました。
集団行動やスポーツも参加せず、数人の友人と過す事の方が多かったです。
そのせいか、小学校高学年の頃には既に友人関係で悩んでいましたが、それ以降も友人関係で悩まされ続けています。
大学卒業後、就職し少しずつ、職場の人間関係や友人関係には気を付けていますが、
子どもの頃から大きな変化はさほどなく
上手くいかないときは、もの凄く落ち込み感情を自分でコントロール出来ないで悩んでいます。
苦手な上司や同僚と上手く付き合いたいけれど・・・気を使い過ぎて空回りしてしまいます。
過保護で育ったから?上手くできないのだろうか?と
今更これだけ大事に育ててくれた両親を責めるつもりはありませんが
ただ、両親と一緒に居ると、何処か両親に頼りすぎて、しっかりしていない自分がいます。
大人になった今、この自分の性格を変えるのは難しい・・・?
自分のためにも、両親と距離を取ったほうがいいのか悩みます。
愛情いっぱい円満なご家庭で過されたのですね。
子どもの頃に祖父母から遊んでもらったり、ご両親からもたくさん愛情を貰ったのではないでしょうか。
居心地のいい場所が小さい頃からあるのは良いことだと思います。
ただ、家庭以外の人間関係でお悩みのご様子。
人間関係に気を使い過ぎて、上手くいかないと落ち込んでしまうのは、家庭以外の人との関わり方や
距離感をつかめてないのではないでしょうか?
それには、今までの居心地の良さが関係しています。
家庭の居心地の良さが他人を退く

良い家庭環境、居心地の良い場所が他人を退くのはなぜでしょう?
仲が良く、家族で過すことが多いのであれば、
子ども時代、あなた一人に対して4人の大人の愛情、
そして円満な家庭でしたら、居心地の良い環境が安心感や安堵感に包まれその場所に居やすいです。
祖父母もあなたと一緒に遊んだり、あたなの面倒を見る行為は幸せだったと思います。
その幸せは実感しているのではないでしょうか。
自然にその環境に馴染んでいるため、家族以外の人や友人たちよりも居心地が良く、また家族全員が望んでいたのでしたら
尚更、家族以外の交流は少なくなります。

そうなると、その居心地の良い場所から抜け出すのは、難しくなります。
いつまでもその居心地の良い場所から抜け出さずにいると、心は子どものままでいる事になります。
なぜなら、実年齢が成人に近づいても、家族の大人達との交流が昔と同じように続くからです。(感覚的に)
過保護が続くと、いつの間にか『優しさが人の可能性を値引き』してしいます。
心の年齢と実年齢にギャップがあると、家族以外の交流は、徐々に難しくなります。
それでは、どの様に対人関係を円滑にしていけばいいのでしょうか?
ここがポイント!
家族以外の人との関わり『上手くいかないと感じた』『上手くいったと感じた』この感覚がポイントになります。
家族以外の人間関係、上手くいったと思う基準は何でしょう?

家族以外の人との関わりで『上手くいく』、『上手くいかない』の違いは何でしょうか?
◆ 何処までの関わりを求めていますか?
・職場の人間との関わり
・友人との関わり
・恋人とやパートナーとの関わり
・その他の人ととの関わり
関わりの中で、相手への信頼感やどのような付き合いになるかで変ってきます。
中には表面的な付き合いもあると思います。
『上手くいく』『上手くいかない』は何を基準にしていますか?
もし、愛情たっぷりな家族関係を基準にしているのでしたら、とても難しい人間関係になります。
子どもの頃から続いている家族からの愛情は、長い年月培ったものなので、家族以外の人と同じようにはいかないのです。
もし、自分の理想と比べているのでしたら、関係を作るのはとても難しくなります。
それは、理想なので現実から遠のいてしまうからです。
新たな基準を設けるといいですよ。
『上手くいった』、『上手くいかない』そして、そのどちらでもない『普通』というのが目安になります。
その基準はあなたご自身が決めていいのです。
対人関係は年齢と共に変化していきます。
また、ライフスタイルによって変化していきます。
相手の立場や役割なども絡んで来るため、その都度、微調整が必要になります。
仲の良かった人が何かのキッカケから会わなくなったり(転勤など)
何かのきっかけで、また意気投合し、会うようになったり、人と人の関わりはその都度時間の流れと共に変わって来ます。
自分の都合と相手の都合の折り合いを決めながら、対人関係の微調整がご自身で出来ると
精神的に打たれ弱くなることは、ないでしょう。
相手へ気を使い空回りもする事も少なくなりますし、深く落ち込む感情をコントロールするのは楽になります。
もし一人で難しい時はご相談下さい。
この問題はカウンセリングで調整できます。
性格タイプ別コミュニケーション講座の個人レッスン承ります。