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怒られるのが怖いと極端に心配してビクビクしまうのは意外にも!相手を喜ばせたい心理が隠れているから

怒られるのを極端に心配してしまい悩んでしまう事ありませんか。

 

怒らせるのでは?と相手に気を使い顔色を伺うのを、無意識してしまい・・・気がつけば疲れた自分がいる場合もあります。

 

なぜ?そんなに気を使うのか、怒るのでは無いかと相手に合わせてしまうのは意外にも

 

心の奥に相手を喜ばせたい心理があるからです。

 

 

 

ご相談内容

この職場に来て1年経つ、パートで未だしっかり仕事を覚えていないからか

 

上司に怒られるのでは無いか、イライラさせるのでは無いかと心配してしまう。

 

 

この職場では、女性が多いからか怒る人も、モラハラ、パワハラも無関係。

 

パートだから定時に帰れるし

 

お局様とかもいなくて、黙々と皆さん事務仕事をしている。

 

最初に来たときは、以前のサービス業とは違い、いい職場に来て良かった~。

 

教え方も丁寧で何も心配ないはずなのに・・・

 

なぜか?注意を受けるのでは無いか?

 

なぜか?怒られるのでは無いか?

 

イライラさせてしまうのでは無いか?と心配してしまう。

 

 

以前の職場はすぐ怒鳴る、すぐ怒る人がいて、そのパワハラ、モラハラの影響なのか

 

ここでも、間違えを注意されただけでもビクビクしてしまう。

 

自分が間違えたのだから、間違えたままにしないで教えて貰えたのだから

 

真摯に受けとめて、これから間違えないようにすればいいと

 

理解しているのだけれど、心臓が早鐘を打つようになり頭の中は真っ白になって「すみません」を連呼してしまう。

 

 

 

 

そして、怒られるのでは無いか?みんなイライラしているのでは無いかと顔色を伺ってしまう。

 

1年経っても「未だ仕事覚えていない!!」と言われるのでは無いか?と心配してしまう。

そんなこと、ここへ来て言われたこと無いのに。

 

 

実際、未だ覚えていない仕事もあるし、パソコンの使い方も解らない時もあるし

ちょくちょく聞いてしまう、それでも、嫌な顔せずに

ここの職場の人は黙々と教えてくれる面倒見の良い職場。

 

無理難題も言わないし、仕事も出来る人が多い。

 

それなのに、

なぜか?みんなが私にどう思っているのか?怒っていないのか気にしてしまう。

 

私のことイライラしているのでは?と心配して顔色を伺ったり、会話を合わせてしまう。

 

 

 

良い職場に来たのだから、心配などせずに仕事に打ち込めばいいのに

一人焦っている自分を何とかしたい。

 

 

 

 

いい職場に来たのに、焦って悩んでしまう・・・焦らなくても心配しなくても良いことなのに

なぜか?気になってしまう。

 

誰も非難していないし、誰も怒っていない・・・と現実に目にして解っているはずなのに

なぜか悩んでしまい困っていませんか。

 

 

極端に怒られるのでは無いか?イライラさせてしまうのでは無いか?と気にしてしまう背景には

心のどこかで相手を喜ばせたいというストレスを強く感じる駆り立てる気持が動いてしまう事があります。

 

 

 

 


ストレスを強く感じさせる駆り立てる気持とは?

 気持を駆り立てる言葉とは、人の行動を駆り立てるメッセージのことです。(交流分析ドライバー)

 

 

 

駆り立てるとは

そうせずにはいられない気持に仕向けること   

 

 

子どもの頃に、大人たちから、こんな言葉を言われたことありませんか?

 

「早くしなさい!」

「もっと頑張りなさい!」

「ちゃんとしなさい!」

「人には優しくしなさい」

「しっかりしなさい!」

 

言われているうちに、心に取り込まれています。

 

 

子どもの頃に親や教師等、大人たちから言われてきた言葉を内在化(習得)させた自分の心の声です

 

 

 

よく、お母さんから早く早くとせき立てられたな・・・

お爺ちゃんは、よく、人に優しくしなさいと言ってたなぁ。

その言葉が今も染みついて自分で言ってるのかぁ

 

 

 

 

駆り立てる言葉は5つ

・完璧であれ

・他人を喜ばせろ

・一生懸命努力せよ

・強くあれ

・急げ

 

「~しなければならない」と自分を駆り立ててしまいます。

 

「完璧(ちゃんと)にしなければならない」

「他人を喜ばせなければならない」

「頑張らなきゃ」・・・等と義務感が強く出来ない時は自分を責めたりします。

 

 

この言葉は、社会に適応するため身に付けたものですから悪い言葉では無いのですが、過剰に強く自分に言い聞かせていると

ストレスを強く感じてしまいます。

 

 

 

例えば

「他人を喜ばせなくてはならない」と駆り立てた気持から事実や現実を見てしまうために

喜んで貰えないときは苦痛になり、ストレスの原因になります。

(人が怒っているときは喜んでいない状況なためストレスを強く感じる)

 

 

その他にも『他人を喜ばせろ』の特徴は

・つい相手の機嫌を取ってしまう

・断る言葉が言いにくい

・自分よりも相手の要求を優先してしまう

・喜んで貰えなかったときガッカリ感が強い

・何度も頷いてしまう

 

 

 

 

それでは、なぜ?この駆り立てる言葉が聞こえてしまうのか・・・?

 

それは、子どもの頃の生き抜く戦略として身に付けた時の状況から条件反射のように

聞こえてしまいます。

 

 

 

 


喜ばせなくてはいけないが過剰に条件反射のように聞こえてしまう原因

人に喜んで貰いたいという気持は良いことですし、優しい気持です。

 

決して悪いことではありませんよね。

 

ただ過剰に気にしてしまうのは、ストレスになります。

 

 

 

それでは、どんな状況の時に過剰になってしまう原因となったのでしょうか。

 

例えば、

・子どもの頃に、お母さんに怒られてばかりいたけれど、お母さんが喜ぶお手伝いをしたときだけ

 自分を認めてくれたり、優しい笑顔で応えてくれた・・・

 

・子どもの頃、お爺ちゃんは妹ばかり可愛がっていたけれど、私が妹にお菓子を分けてあげたときだけ

「お姉ちゃんだねぇ」と褒めて私の方を振り向いてくれた・・・等

 

 

 

 

 

  

大人だけでは無く、子ども同士の関係からも原因になります。

 

 

 

例えば、

・仲間に入れてくれなかったグループに、面白いことを話して喜ばせたら仲間に入れてくれた・・・

 

・ニコニコ笑って友だちに親切にしている間は、他の子のように仲間はずれにならなかった・・・等

 

 

 

今までの過去の経験から条件付きのように

 

他人を喜ばせている間は相手から

認めて貰えたり、褒めて貰えたり、人と仲良くなれたり、承認されたり、大切にされた経験や助かった強い経験・・

等があると

 

 

大人になった今も、○○してもらうためには、心のどこかで『相手を喜ばせなければ』という

駆り立てた心の声が聞こえてしまうからです。(無意識的な場合もある)

 

 

例)この場所に居ても良いと許可を取るために、相手を喜ばせなければいけない・・・

 

 

 それでは、『相手を喜ばせなければ』と思い怒られるのを過剰に気にしてしまうから抜けるためには

どの様にすれば良いのでしょうか。

 

 

 


過剰に怒るのでは無いかと怖がる前に今目の前にいる相手や状況をよく見ることから始めましょう

過剰に怒るのでは無いかと心配している時は過去の人の関わりパターンから今を見ていることになります。

 

今、目の前にいる人や目の前の状況は過去の人物や状況とは違っています。

 

 

 

パターン化した人付き合いは、今の相手や状況や現実を見ていない事になります。

 

大人になった今は、子どもの頃のとは違う対応の微調整が必要となります。

 

今、目の前にいる人は昔の誰かと同じように機嫌を取ったり喜ばせないと

怒ってしまう相手かどうか観察から始めましょう。

 

 

過剰に駆り立てる『他人に喜ばせよ』気持を調整すれば、怒るのでは無いかという心配は減ります。

 

 

無理して喜ばせなくても、相手の対応が同じかどうか少しずつ調整し様子を見ながら慣れていくと

過剰に怒るのでは無いかという心配から抜け出せます。

 

過去のパターン化した人付き合いから、抜ける良いチャンスでもあります。

 

 

 

他の駆り立てる言葉が2重3重になったいるケースもありますので難しい場合はご相談下さい。

 

 

また、調整の仕方も性格によって変わって来ますので

上手くいかない場合はご相談下さい。

 

 

今の人付き合いのストレスを緩和する様サポートします。

 

 これまでよりもストレスが減り、よりよい人間関係になります。