
原因が解らないけれど、なんとなく辛い、心が晴れない、気分が沈んでいく・・・
毎朝、起きるのが辛いから、早く寝ようとするのだけれど・・・今度は眠れなくて・・・
漠然とした、気分の落ち込みをそのままにして長引く人が多いです。
考えてもはっきり、これといった理由が思い当たらないため、対処が出来ないで悩みを抱えて
解らないから相談しにくいし、説明しづらい・・・そんな時の気付き方をご紹介します。
ご相談内容
朝が起きられない。
昔から、夜型だったけれど最近は特に起きられない。
寝坊できないから、早く夜寝ようとするけれど、今夜も眠れない・・・
なんとなく、モヤッとした解らない心が辛い。
何でだろう?身体が重く感じる・・・
特にいつもと変らない?けれど、元気が出ないし、毎日がつまらないような感覚になる。
ふと、気がつくと涙が出ている時もある・・・あれ?なんで涙が出るのだろう。
会社へ行けば、忙しいからか、そんな気持も忘れてしまう。
勤務中は忙しいけれど、残業とかしていないし、職場も何も変らないし・・・
一人家へ帰って来ると、なんとなく辛い、モヤモヤしている不安感がある。
最近は職場の上司とも変らない関係で良くも悪くもないし、
お昼一緒に食事したり、帰りにお茶したりする同僚は相変わらず悪口大会で一緒に盛り上がるし・・・
なんで、こんなに私元気が出ないのだろう?
これ以上眠れなくなったら、朝は影響出るだろうなぁ。
どうしよう?なんとなく不安になる。
相談したくても、何をどう話せば良いのか解らないし・・・
ネットを見れば、悪い事ばかりしか書いてないし・・・
どうすれば、このなんとなく辛いから解放されるのだろう。
対処がわからない。
なんとなく辛いけれど、原因が解らないと不安は強くなりますし心配になります。
ストレスを解消しようとして
身体を休めようとすれば、訳もなく涙が出て来る・・・
寝ようとしても、眠れない・・・解消もできない。
何がどうなっているのか余計心配にもなりますよね。
こんな時は何か感じているのだけど・・・意識に上がってきていない
自分の気持に気がついてない、感情が動いていない時は不安は強くなります。
自分の本当の気持ちを押さえ込んで感情がなくなっていませんか?

自分の気持に気がついていないとなぜ不安が増すのでしょうか?
気持に気がついてない、感情が動いてないときは感情が抑圧されています。
抑圧されているときは感情を感じないように抑えます。(意識しないようにする)
感情を感じないようにすると、物事の記憶が薄れるからです。
なので、なんとなく辛い原因が解らなくなり不安になります。
自分自身の過去の出来事を思い出すときは、感情(気持)と一緒に思い出しませんか?
楽しかった、苦しかった、嬉しかった、惨めだった、辛かった、嫌だった、悲しかった、大変だった
面白かった、怖かった、頭にきた、淋しかった、切ない思い・・・等
思い出すだけで、鮮明に記憶と気持が蘇ります。
感情の抑圧は自分の心を守るために取る防衛の一つになります。
子どもの頃からの癖で感情を感じるのが苦手な人もいます。
例えば
・怒るのが苦手 ・・・(そもそも怒る感情が湧き起こらない)
・悲しむのが苦手・・・(ショックな出来事があっても見ないふりをしてしまう)
・怖さを知らない・・・(怖いを怒りの感情に置き換えてしまう)
等があります。
感情を抑圧し毎日を過す中で、心に何か引っかかり溜まってしまうと、知らない間に身体に出てくる事があります。
環境の変化は気がつきやすいのですが
よくあるのが、
いつも一緒にいる人間関係や関係の変化によるストレスは気がつきにくいです。
気がつきにくい、いつも一緒にいる人間関係から心に影響を受けやすい

人間関係は、いつも一緒に仕事をしている、いつも側にいるのでちょっとした変化に気がつかないことがあります。
・いつも一緒にいるから自分では仲が良いと思い込んでいたのが、いつの間にかプレッシャーになっていたり
気持がしんどくなっていたり、辛いと感じているケースもあります。(嫌悪感の抑圧)
・自分の職場環境は変化が無いけれど、頼りにしていた上司の異動や仲良くしていた同僚の異動などで
毎日の会話が減り、仕事に励みが無くなっているケースもあります。(悲しみの抑圧)
・仕事内容の変化から以前はチームでしていた仕事が一人きりで、誰とも話さなく会話そのものが減ったケースもあります。
(寂しさの抑圧)
ちょっとした人間関係の心の変化は見落としがちになり、いつの間にストレスとして負担がかかることもあります。
ちょっとした事なので、周りのみんなも気にかけていないので、見過ごしてしまうことがあります。
ご相談内容のつづき
お昼一緒に食事したり、帰りにお茶したりする同僚は相変わらず愚痴大会で一緒に盛り上がるし・・・
いつも一緒にいる同僚のA子は、二人きりになると毒舌になる。
プライベートでは会わないけれど、会社では一緒に話す仲間この関係は長い。
仕事で助けて貰うときもあれば助けるときもあって、
お互い様の関係と感じているのだけれど・・・
考えてみれば、いつも彼女の部署の不満や同僚の不満の話ばかり。
確かに私も納得する、会社の不満はあるけれど・・・私は聞いている方がどちらかと言えば多いかな。
でも一緒に居るとA子は面白いし楽しい。
ただ、私が愚痴をこぼしたいときは、A子は途中でバッサリ切る時もあるし・・・
そういえば、最後まで聞いて貰ってないなぁ。
途中から、上から目線に私に注意をしてくるときもあるし、たまに嫌みや
「そっちの部署は楽で良いわよね」とずるいと言わんばかりに冷ややかなときもある。
心のどこかでA子に不満を感じているのかなぁ。
いつも一緒でランチを食べ仲いいのだけれど・・・そう想うと、心がぎゅっと締め付けられる。
協調性が高いと見過ごされる自分の本心

協調性が高く一緒に居る時間が長いと、普段通りだから、何も問題は無いと思うかもしれません。
関わりの距離が近いと、いつも言われて慣れてしまい、自分の気持に気がつかないときがあります。
相手のことが好き、信頼していると、トゲがある言葉がそうは聞こえず、
私のために心配して言ってくれている・・・
私を想って注意してくれるために言っいる・・・
私をもっと良くなるように教えてくれている・・・と思い、まるで親切なように聞こえてしまいます。
事実と違って聞こえている事に中々気がつけないと、知らない間に心に溜め込みやすくなります。
平穏な関係を続けようとするために、尚更、トゲの有る言葉や嫌みな言葉を事実とは違って受け取っている事もあります。
そうなると、自分の心に刺さった言葉を見過ごされてしまい
いつの間にか、心はなんとなく辛いとなってしまいます。
自分の気持に気がついて不安を解消する

なんとなく辛い・・・なんとなく不安・・・スッキリしない気持・・・
感情を感じないように蓋をしていませんか?
感情という言葉は、良い意味で使うのでは無く、むしろ逆に感情的になるなんて大人げない・・・
意志が弱いようにも聞こえてしまうかもしれません。
ただ、人間には危険を回避するために最初から備わっている気持でもあります。
感情を感じないように蓋をすれば(抑圧)その気持は燻り続け、なんとなく辛い・・・なんとなく不安・・・という
わからない気持から時間を過して、ついには体調不良に繋がるケースもあります。
自分の感情(気持)を知ることは悪いことではありません。
むしろ、自分の心のSOSに早く気がつきストレス反応の対処が出来る様になります。
今まで、感じないように抑圧してきたのなら、もしかしたら自分は今何を感じて辛いのか
わからないかもしれません。
そんな時は、お気軽にご相談下さい。
感情を感じない様に、こんな思考や行動をしていますと丁寧に現状をご説明いたします。(一人一人パターンは違います)
自分の感情、行動、思考のパターンを把握することで、辛い気持から抜け出せます。
ストレスで辛くなる前に自己回復が出来る様になれます。