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脱完璧主義!1日のスケジュールを決めて完璧にしている人がストレスに陥る『落とし穴』

完璧に物事を全てこなしたい。

毎日のスケジュールをきっちり決め、
ルーティン通りにこなす。

朝起きる時間から、食事の時間、寝る時間まで毎日完璧なスケジュールをたてこなしている。

それなのに完璧にしているのに、なぜか苦しくなる、気持が辛くなる人が意外なところを

意識していなくて、ストレスに陥る事があります。

こんなご相談をいただきました。

 

 

 

相談内容

予定は全て完璧にしていたい。

1日のスケジュールは全て決めておきたい。

 

 

朝 5:30 起床・ベットを直す

  5:33 洗顔・基礎化粧・着替え

  5:40 朝食 朝食も食べる順番が決まっている

  5:50 歯を磨き・化粧

  6:00 洗濯物を外に干し、会社行く支度

      今日の仕事の確認&段取り

  6:20 家を出る

  6:30 最寄り駅に到着 ホームではスマホでニュース等を確認

  6:37 電車内では、最近始めた英語を聞く

  7:43 会社近くの駅へ到着

  7:50 会社へ到着

 

こんなふうに、朝のルーティンは全て時間と順番内容が決まっている。

 

会社へ到着しても何時:何分に○○仕事の作業、その後に○○案件まとめ何時何分作成。

会議で話す内容も、この話題は何時:何分、この質問を話すのは何時何分と

大体の時間の予定を決めて完璧になるようにしている。

 

 

もちろん、OFFの時は身体を鍛える時のルーティンも決め聞く音楽の順番も決めている。

筋トレの時に聞く音楽も順番も完璧に決まっている。

 

 

夜寝るまで何もかも時間を効率効果に使うため、細かいスケジュール時間と内容と作業の流れがあり、

それを完璧にやり遂げると、

 

「ああ、今日も1日のスケジュール通り上手くいった」とホッとする気持と満足感の歓びが湧いてくる。

 

何事も予定を立て段取りも細かく決めて1日を過したい。

 

そのために時短効率を練り上げ1日のスケジュールにしている。

 

 

ただ、予定外な事が起きると、スケジュールの軌道修正するのが大変になる。

 

新しい企画やアイディアを考えるときに、時間通りに行かないのが気持の負担になる。

 

 

それでも、毎日ちゃんと,キチンとコツコツと動けるように完璧なスケジュールにしているはずなのに・・・

最近、元気がなくなるような、行動力が低下しているように思える・・・

 

 

ストレスは、時間通りにいかない事そしてスケジュールが狂う事。

 

もっと段取りを細かくして、作業効率を上げたいと考えるが、ストレスからなのか

それとも、疲れからなのか、効率が最近悪くて動けない。

 

 

 

 

完璧なスケジュールで1日過したいと考える人は多いです。

 

時短や能率、コスパを考えたスケジュールで行動しているはずなのに

 

綿密な時間管理しているにもかかわらず

 

以前より効率が落ちた・・・

 

スケジュール通り上手くいかなくて、落ち込む・・・等と悩む人もいます。

 

スケジュールが上手くいっているときは良いのですが、徐々に効率が落ちているのなら

 

意外な事がストレスになっています。

 

 

 

時間をキッチリ決め行動しているのにストレスを感じる理由

 

 

スケジュールを決めて行動するのがストレスになるわけではありません。

むしろ、予定を決めるのは1日を有意義に過ごせます。

 

それでは、何がストレスになるのでしょうか?

細かく内容を決め過ぎている事に原因があります。

 

 

1日のスケジュールをあまりにも内容や時間をキッチリ決めすぎて行動していると頭にタイマーを付けた様な感覚になり

常に緊張感が強くなります。

 

 

 

ホッと、一息できるのは、1日の終わりだけ・・・

今日もスケジュール通りに出来て良かった」と、そこで初めて気が抜ける。

そのため、その時間までは、タイマーがいつも鳴り響いているような心構えになります。

 

 

物事を実行するために、目の前の作業に集中しながらも

・時間の経過を常に意識して

・次の予定や内容を気にしながら

・物事の順番もキッチリ予定通りにするように、完璧に行動する。

 

 

 

色々な事がスケジュール通りなのかと気にするところが出てきます。

 

気にする事が増えれば、考えることも増えて来ます。

 

少しでもスケジュール決めた内容の順番から外れることがあれば、それは違和感を覚えるのではないでしょうか。

 

 

 

この違和感がストレスになるのですが、完璧を求めることによって知らずに溜まっていくストレスは大きく2つあります。

 

 

   


予定外な事が起きると、スケジュールを修正するのに大変

準備のための準備と念入りに段取りをして仕事しているのに、予定外の事が起きれば、

全てのスケジュールを見直し、そして時間内に収めようと1日のスケジュールを練り直す修正が必要になる・・・

 

 

毎日、決めていたルーティンを頭の中で再び決め直すため考えるのは一苦労なのではないでしょうか?

どうしても、元のスケジュールに戻したくなると、あれやこれやと悩む時間が増えてきたりもします。

 

そうすると、「スケジュール通りにしなければならない」と義務感を感じて心の負荷をかけてしまいます。

 

 義務感からストレスの負荷がかかります

 

義務感がストレスになる理由、詳しくはこちらのブログを参照下さい。

やる気が続かないのは義務感が妨害している・・・


予定外の空いた時間や休み時間の間が持てない

予定外に時間が空いてしまった・・・または、休み時間が休憩できない・・・

 

予定以上に先に進んでしまい、時間の空白が出来たときに、間が持てないのではないでしょうか?

 

そんな時に何か、その空白時間を埋めるように作業していませんか。

 

休憩中にも次の仕事のために、スケジュールのために動いていませんか。

 

 

スケジュールを細かい内容や時間を決めてしまう人は、何もしてない時間が苦痛になる方がいらっしゃいます。

 

タイマーのように分刻みにスケジュールしていると、「時間に間に合うか?」という緊迫感を常に持っています。

 

空いた時間が出来ると、その緊迫感が一気に押し寄せ不安感や苦しい様な感覚に晒されます。

 

それは、緊張状態で時間を過しているため、「間に合うかどうか?」の恐怖に近い感覚を感じてしまうからです。

 


ストレスを感じているときの落とし穴

時間の間が持てないため、ストレスを感じたときに不安感や苦しいような感覚を感じたく無くて

忙しくして、ストレス解消したり、忙しさの中に身を置くことでストレスを感じるのを回避してしていませんか?

 

スケジュールを細かく設定できる人は、仕事も出来て行動するのも得意だったりします。

 

不安を感じたくなくて動くことや忙しくする事で回避しようとすると、身体が休まりません。

 

身体を休めたり、くつろぐことが苦手な方もいます。

 

朝目覚めて、身体に力からが入らない、動けないと話す方の多くは、少し前まで元気だったと話します。

 

身体が動いていたのに・・・と。

 

ストレス感じたら身体を休ませる、何も考えない時間(脳を休ませる)を増やすことをお勧めします。

 

 

それでは、どの様にすれば、上手くストレス解消出来るのでしょうか。

 

 

 

ストレスは元気なうちに気にかけよう

今までのスケジュールの決め方に10~20%のゆとりを入れ(休み時間を含めて)予定を立てて下さい。

 

最初は小さなゆとりや休憩時間でもかまいません。

 

少し少し調整しバランスを取りながら、作業タスクを詰め込まないようにすると、作業タスク時間の緊張状態が

和らいでいきます。

 

そうすると、時間の間が持てるようになります。

 

その時間の間に身体を休める時間にしましょう。

 

上手く出来ない時は、最初はまぶたを閉じる事でも良いです。(目を休める)

 

予期せぬ事を未然に防ぎたいと考えながらスケジュールを立てると、詰め込みすぎになる傾向があります。

 

 

ストレスで動けなくなる前に、元気なうちに身体を休める様にすると、もっと動けるようになります。

 

誰かに認められたくて、または脅迫的にスケジュールを決めている方はこれはカウンセリングで解決出来ます。

 

そして、何のために1日のスケジュールを細かく設定してしまうのか?

 

それは、一人一人理由が異なります。

 

ここに、原因の本質が隠れています。

 

 

上手くいかない方はお気軽にご相談下さい。

 

お待ちしています。