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母親の過干渉辛くて逃げるように自立したけれど義務感が強すぎて自分のやりたいことが解らない人に知って欲しいこと

母親との関係に疲れて、悩む方は多くいらっしゃいます。

 

母親の過干渉が辛くて、両親の支配が強くやっと逃れて離れられたのに、

 

今までの過干渉の影響から一人になると、気持ちが辛く揺れて、しんどい気分になる・・・

 

何を自分が欲しいのか、やりたいのかが解らなく義務感ばかりが色濃く出て

辛い気分を感じている人がいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご相談内容

 

 

母親は何でも私に干渉してくる。

 

 

小さい頃から、これしなさい、あれしなさいと口うるさく細かく言われてきた。

 

服も持ち物も、全て母が買いそろえて用意した。

 

服も母の好み、文具も母の好み、使うおもちゃも人形もぬいぐるみも母の好み・・・

 

母から与えられた物しかない。

 

 

 

私には、自由になるお小遣いは無かった。

 

 

経済的にゆとりがないワケではない、何か欲しいものがあると

 

理由を言って母に買って貰う。

 

それで、母の許可が無ければ、何も手に入れることが出来なかった・・・・

 

「これ欲しい」と言っても母が必要じゃないと判断すれば

 

買って貰えなく、自分で手に入れることが出来なかった。

 

 

これ欲しいと言って、後から母がクリスマスにプレゼントしてくれたこともあるけど

 

欲しいものは何でも母の手から。

 

 

 

友だちの家へ遊びに行くのも

 

どこの誰と遊ぶと言わなければ遊びに行かしてもらえない。

 

遊びに行っても、母は早く迎えに来る。

 

まだ、みんな遊んでいるから私も遊ぶと言うと、それは許されなかった。

 

自分で帰れると伝えても、帰り道何があるかわからないからと言って必ず迎えに来る。

 

どこかへ出かけるのも、必ず母と一緒。

 

中学生で部活で返りが少しでも遅くなると母は学校まで迎えに来た。

 

高校生になると、母は近所のバス停で必ず帰りを待っていた。

 

塾や習い事が優先で休むなんて出来なかった。

 

一週間のスケジュールや勉強のスケジュールも母がせき立てるように決めてしまう。

 

今日は学校で何があったのか、どうしたのかとしつこく食事の時に聞く。

 

 

そして、その話の内容が母の意に合わないと

急に切れたように、怒り出す・・・嫌な顔を露骨にする。

 

それから、しつこく母の意見を聞く事になり

母と同じ意見になるまで、くどくど説教される。

 

 

この時間があまりにも長くて辛いから、母の意見の方が良いと

自分の気持ちを誤魔化して母に合わせてきた・・・。

そして、自分の気持ちや自分が消えていくような感覚になる。

 

 

 

高校生になっても、自由に使えるお金はなく、

漫画買いたくても、母に相談して、リップクリーム買いたくても母に相談して

友だちと映画見に行くのでさえ、

 

何の映画見に行くの?

誰と行くの?

どこの映画館?

その帰りはどうするの?お茶してくるの?帰りは何時?

としつこく聞かれ、言わないと遊びに行けなかった。

お金が貰えなかった。

 

帰りが少しでも遅いと携帯にバンバン電話が鳴る。

 

そして、家の近くの駅に必ず待っている。

 

暴力を振われたことなど一切無いし

私のお弁当やご飯も美味しく作ってくれて

気が利いて優しくしてくれるときもあるし

何不自由なく周りからは見えるかもしれない・・・・

 

 

でも、母に支配されている感じがする。

 

母の支配から逃れたい、このまま何も母が決めるのは

自分がいないような感じがする。

 

 

母に相談を何度も繰り返してきたせいか

自分でも何をするときも義務感ばかりで楽しさなんかない。

 

大学へ入り一人の時間が増え

 

就職して、やっと手に入れた一人暮らし

初めは仕事の緊張感やら人付き合いなど忙しく過していたが

 

母がしつこく電話をかけてくる。

 

「心配しているのよ」と言ってくる。

 

初めはその電話も嬉しかったがもう、うんざりする。

 

だけど

仕事に慣れて余裕が出来ているはずなのに

なぜか?苦しくしんどい気分になる。

 

そんな時に母の支配を思い出して辛くなる・・・

そんな気分に疲れてしまう。

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー 

 

親の過干渉が続くと、苦しくなる人は多くいらっしゃいます。

(母親でも父親でも)

 

母親に相談しないと、何も欲しいものが手に入らないのは

ガマンをたくさんしてきたのではないでしょうか?

 

時間をキッチリ決められてしまうのは

監視されているようで気持ちが休まらないですよね。

 

意志を強く持ち母から逃れたい自由になりたいのに母の過干渉を思い出すのは止めたいですよね。

 

それなのに、辛い気持ちが出てくる・・・

 

何とかしたいというご相談は多いです。

 


親の過干渉から逃れたのに心が辛くなるのはなぜでしょうか?

今まで、自分の意見が言えないで来たために自分を見失ってしまうからです。

 

親の意見をそのまま聞いてきた。

 

親に従う方法しか選択がなかった。

 

そのままの自分を受け入れて貰えなかった。

 

それしか出来なかった・・・・母の意見に逆らえば、いきなり怒られたり・・

うるさく私が諦めるまで怒られた。

 

 

それは、脅えて暮らすことになります。

 

 大変なご苦労だったのではないでしょうか。

 

 

 

そうなると自分なのに自分の存在が、あやふやになり不安定になります。

 

自分のことなのに、自分の意志や考えが浮かばない・・・何がしたいのかも解らない。

 

 

何をするにも、『しなければならない』と義務感にせき立てられて

楽しくもない、苦しくなります。

 

 

自分を見失う状態とは、自分なのに信頼できなく

自分の存在を他の相手に証明して欲しい感覚が生じます。

 

 

 

自分がここに居ることを認めて貰いたい、または許可を求めてしまうようにもなります。

 

他の人の目を通して、自分を確認するようにもなります。(承認欲求が強くなる)

 

または、ありのままを受け入れて貰えない苦しみから

認めて貰いたいという(心の中)欲求も生じてしまいます。

 

 

そうすると、側に誰も居なくなると確認が取れなくなり苦しくなります。

 

 

 

 

この苦しさの素は親の過干渉や過保護からと考えて、やっと離れたのに・・・

 

母親の支配的な出来事がふと浮かんでしまう・・・

 

 

この苦しさは親が自分を支配したからだと思い

親を憎んだり、嫌いになるよう怒ったりしても反対に苦しさは増すばかりになります。

 

 

なぜならば、しかたなく従ってきたけれど

従ってきた事実を再確認して思い出してしまい自分さえも憎むようになるからです。

 

 

親を憎い → 自分が悪い

に繋がってしまい、自己否定になります。

 

 

自己否定は自分を信頼できなくなり苦しさや辛い気分になります。

 

自己否定は自分の存在を脅かし、見失う状態になります。

 

 

せっかく親から逃れてきたはずなのに、一人になると思い出し辛い気分になるジレンマを繰り返すと

心が切なく、しんどくなりますよね。

 

 

 

そして、憎しみと愛は表裏一体です。

憎むのは、嫌いとなるのは、親を気にして親のことをいつでも考えている事になります。

 

常に親のことを気にして親を思い出してしまう・・・そして、親のせいだと憎んでしまう。

 

憎しみは強烈に、自分の心に深く、想いを残しますので、

忘れたくても忘れること出来ず、心の傷を深くしていきます。

 

本当は思い出さないぐらいが良いのですが

 

今まで、親子いつでも一緒だったために、どうしても、自分の存在感覚が不安定になると

自分を認めてくれる(または許可する)相手を探し求めてしまいがちになり、辛い気分から

親の過干渉が気になります。

 

 

 

 

苦しい気分、辛い気分から解放されるには自分自身を見つけることからスタートになります。

 

 

今まで、自分の欲求を抑えて来たのですから最初は難しいかもしれませんが

辛い気分にならない自己否定に繋がらないように、進めた方が良いです。

 

 

 

それには

欲しいもの、好きな事、やりたいことが見つからなくて義務感になってしまわないようにすることです。

 

 

 


やりたいことが見つからなくて義務感になってしまうのはなぜでしょう?

親が与えてくれた物以外は手に入れたことがない、自由に選んだ事が無いと

欲求が解らなくなって来ます。

 

 

買って貰うのにも母親の顔を確かめながら手に入れた経験があると、買い物にも迷うことがあります。

 

または、思い通りに欲しいものを手に入れたら、誰かが不幸になってしまう等と思ってたり

妬まれた経験があると欲しいものが解らなくなり、その延長でやりたいことが解らなくなります。

 

 欲しいと思うと同時に過去に否定された経験から不安定になる人もいます。

 

 

意見を話して受け入れて貰えない経験を繰り返すと、話すのは無駄と感じ諦め

自分の好みも解らなくなって来ます。

 

 

辛い経験を長年繰り返して来たのですから、やりたいことが解らないのは

苦しいと思います。

 

 

長年、親に好みを合わせてきたために反対されるのではないかという負い目のような感覚があったり

好きなように考えようとすれば頭の中が真っ白になることもあります。

 

 

考えても自分の楽しみが解らなくなり、義務感で物事を進めて行くようになります。

 

そうすると、義務感なため何しても楽しめなく夢中になることも出来ず疲れだけが残ります。

 

 

 

 

 

これを解決するのは、親と自分の違いを見つけることが早道になります。

 

良い悪いを決めないで、ただ単に違うところを捜す。

 

上から目線、下から見上げるように親と自分を比較しないで、平等に違う箇所を見つける。

 

 例えば、親と私の時代は違うなど、簡単な違いを見つけていきます。

 

親子だけど、個性は互いに違う箇所を持っている・・・

 

 

自分自身の個性を見つけることは、自分を再確認することになります。

 

 

 

親の話す言葉を何度も聞いていると

 

私のこの考えは親の意見なのか?

私の意見なのか?

解らなくなることも有ります。

 

 

いつも同じ屋根の下で生活を共にしていると

 

人間は共感性が高いので、親の言ってる言葉は私の意見と思い込みやすく

 

わりと気持ちも意見もコピーのように同期していることがあります。

 

 

例えば、

なぜ?こんなにこれ嫌いなんだろう?と考えても答えが解らない・・・

親がこれ嫌いと何度も聞いていて、自分も嫌いになっているケースよくあります。

 

 

SNSが嫌い・・・?なぜ?嫌いなんだろう?やったこともないのに・・・

親が嫌いで、スマホをいじっていると嫌な顔を露骨に現すから嫌いになっているケースもあります。

 

 

 

 

 

 

自分と親が違うところを見つけるのは自分を再確認する事に繋がります。

 

違いがある、違っていいと許可をする。

 

 

その違いを受け入れる事によって、これもお母さんと同じと落ち込まないためでもあります。

 

 

そして、その違っていることにワクワク感があると楽しい気分を味わえるようになります。

 

 

 

自分だけの経験、会話、見た風景、ちょっとした冒険、誰かの落書きを発見・・・など

思い出すことで、良かったと思えることを捜すと更に、自分自身を再構築出来ます。

 注:自分再構築は他のやり方いろいろあります。

 

 

今まで気づけなかった自分を理解することによって、何が大切なのか何を望んでいるかを

思い出すことに繋がり『自分のやりたいこと』を発見できます。

 

 

 

 

 

 


親の過干渉しんどい気分を抜け出すには自分へ信頼することから始める

 

 

親の過干渉の影響で自己否定が強いと自分への信頼感も薄れてしまい自分を見失った状態になります。

 

自分の存在感覚を自分以外の他の人に求めてしまうか

 

他の人のようになりたいと、自分を嫌いになる人もいます。

 

逆に、自己愛が強すぎると、これも自己中心的になりすぎて社会との関わりや人間関係が

上手くいかなくなることになります。

 

 

  この両方をバランスの良いポジションを見つけると、気持ちが楽になります。

 

そして、自分への信頼感を持てるようになれば、より楽になります。

 

今までの過干渉をよくがまんしていた自分、

耐えてきた自分を「よく頑張った」と認める行為も信頼感へ繋がります。

 

 

自分を信頼する・・・自分を信じて自分を頼ることになります。

 

それは、

「迷ったり悩んだりすることもある、時には誰かを頼ることもある

それでも自分で、なんとかやっていける、私は大丈夫」という気持ちです。

 

 

 

 

 自分に信頼感を持てるようになることで、ここから親との対決がスムーズになります。

 

心配して何度も電話してくる母へ

 

「心配なのよ」と言ってきたら

 

「お母さん、私を心配するよりも、お母さんは自分の老後を心配してよ。

もういい加減に信頼してよ。私は大丈夫。自分でやっていけるから」と

 

 

声を荒げることもなく、反抗的な態度にもならないで、後悔せずにスンナリ断ることが出来ます。

 

 

もしこのやり方で上手くいかないときはご相談下さい。

 

自分再構築のやり方や義務感を緩和する方法は他にもあります。

 

断り方も他にもあります。

 

 

解らなければ一緒にサポートしていきます。