
転職や部署が変わり、仕事が変ると対人関係や、覚えないといけない仕事もたくさん有り、
慣れない環境からプレッシャーを感じ、失敗していないか?など不安を感じたりしますよね。
部署が変ったばかりで人間関係も薄い状況から誰も頼れない
自分一人で責任を感じて
仕事の失敗が出来ないというプレッシャーが生じ心配して仕事が頭から離れないという状態が続いてしまう人もいます。
ご相談内容
せっかくの休みの日なのに、仕事内容やスケジュールが頭から離れない。
仕事が終わった後も気になって眠れないときがある。
休みなんだから、ゆっくりしよう、好きな事やろうと思っていても、何かの拍子にふと思い出しては
業務内容を確認してしまう。
今の職場に異動になって、責任が重い・・・
上司からは、「失敗しないでくれ」と言われ失敗できない。
失敗してしまうのではないかという、重圧がのしかかる。
今まで失敗という失敗はもちろんしてこなかった、期待に応えようとし完璧にやってきたつもりだけれど・・・
今度の職場にもう少しで半年になるけれど、覚えることが多すぎてまだ、慣れていないと感じる。
人間関係も慣れていない・・・
相談も簡単には出来ない雰囲気の中で
本当に何もかも自分の責任として押し倒されるような感じになる。
休むことが大事と解っている・・・
休みの日には、息抜きして、気分転換したい。
仕事のことを考えちゃいけない、休みの日なんだから・・・
外へ出かけても、何かの拍子でふと思い出して、
あの仕事の連絡事項確認したっけ?
あの業務はあれで大丈夫か?
あの件の提案書を未だまとめていない・・・
気になって、仕事を確認したくなってしまう。
・・・気が休まらない。
彼女と郊外へ出かけて、自然に親しもうとしても
何かの拍子で今度は、仕事のスケジュールを、頭の中で確認してしまう。
そして、彼女に早く帰ろうと催促してしまう。
彼女は「もっと、のんびりしようよ」と言ってくれるけど
のんびりしたら、月曜の会議に間に合わない・・・という気持ちになり焦ってしまう。
せっかくの休みなのに気になって楽しめず、休んだことにも後悔も感じてしまう。
睡眠不足は明日の仕事に支障をきたすと考えそろそろ寝なきゃとベッドに入ると
仕事のことを思い出してしまう。
寝なきゃ・・・眠れない・・・寝なきゃ・・・眠れないを繰り返して睡眠不足になる・・・
こんなに仕事のONとOFFが切り替え下手なんだろう・・・と思うと情けなくなる。
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環境変化から来るストレスは大きいです。
職場に馴染めない、親しい人もいないと話す機会も少なくなります。
職場の雰囲気から仕事を失敗しないようにという緊張感、プレッシャーは
もの凄く強く感じます。
そして、孤独感を感じながら仕事していますと、そのプレッシャーは大きくなり気持ちに負荷がかかります。
プレッシャーを感じながらの仕事は心細くなってきませんか。
なぜ?プレッシャーは心の負担になるのでしょうか?
それは、
プレッシャーは大きくなるほど、自分から進んでやろうという活力が削られて
やる気が減ってくるからです。
失敗しないようにと考えると仕事が頭から離れなくなるのはなぜ?

誰もが失敗を望みながら仕事はしていないのですが、
気になり出すと、失敗や仕事が出来るのだろうかと心配が出てきます。
プレッシャーからくる「失敗しないように」という思いが強ければ強いほど恐怖感や焦りが付きまといます。
そして何かの拍子に、恐怖感が浮かび上がり、休日にふと仕事のことを考えてしまうことがありあります。
なぜ?休日や寝る前に仕事のことが頭から離れないのか?
要因は2つ
①失敗しないためには完璧に仕事を終わらせようと考えてしまう
(完璧をちゃんとという言葉にしている人もいます)
そうすると、あの仕事はどうだったかなぁ?と不確実な疑問が浮かぶ → 完璧にできていない?ちゃんと終わらせていない?という心配が浮かび、直ぐに → 失敗してしまうという言葉が頭をかすめて、恐怖感が湧き起こります。
恐怖を感じれば早く仕事に取りかかりたいという気持ちから焦りを感じます。
②思考を「寝る前は仕事のこと考えちゃいけない」と強くコントロールしている
「いてはいけない」「しちゃいけない」反対に「しなければならない」「しなきゃ」
自分を強くコントロールしようと、つい言ってしまう言葉ですが
この言葉で思考を強くコントロールしようとすれば脳に負担がかかります。
負担がかかれば活力も低下し、思考能力も低下してしまいます。(動けなくなっていきます)
これらの言葉を強く言いすぎて上手くいかないときは、罪悪感を感じて更に自分を責めたりもします。
そうすると自分の思考をコントロールしようとしていたのが、脳が疲れてますます上手くいかなくなり
「仕事が頭から離れない」になります。
仕事の「失敗しないよう」という心配を緩めるて気を休ませるには

休憩を取るのが一番いいのですが、それが思うようにいかなくて、困るのですよね。
「失敗しないよう」、「完璧な仕事をする」と考えると、ミスが気になります。
失敗と完璧がまるでコインの裏表のように、表裏一体と感じ緊張してしまいます。
余計に疲れてしまいますよね。
それは、常に失敗するのではないかという心配が付きまとい恐怖感が出てきます。
失敗を心配すると警戒感でいっぱいになり、安心できないホッとできない気が休まらない状態です。
そんな状態に、思考をコントロールしようとすれば、上手くいかなくなります。
(脳が疲れるため)
仕事が頭から離れない・・・失敗しないようにを緩めて気を休ませます。
・失敗するのではないかという恐怖感を和らげる
・思考コントロールを弱める
*恐怖感を和らげるのにはこちらのブログをご参照下さい。
【「私はダメなんだ」と感じたくなくて嫌われるのを心配し相手の顔色を必要以上に気にしてしまう】
思考コントロールを弱めるには

せっかくの休日や寝る前に仕事のことを考えたくないですよね。
「仕事のことを考えちゃいけない」「頭から離れない」と強く考えると、これは反転してしまいます。
よくあるのが、「見ちゃいけない」と言われると余計見たくなる心境になりませんか?
見たくなりますよね?
「○○しちゃいけない」は強く自分に言い聞かせコントロールすると
ふと、コントロールの気が緩んだときに耐えていた気分が逆転して「したく」なります。
思考コントロールを弱めるには自分に次の言葉を言って下さい。
「好きなように仕事のことを考えて」
または、
「考えても、考えなくても、どちらでもいい」
そうすることで、強い思考のコントロールが解除します。
「しちゃいけない」を → 「良い」 または 「どちらでもいい」
こうすることで、ふとチカラが抜けます。
考えちゃいけないと思えば思うほど、イメージは残ってしまいます。
一旦浮かんだイメージを消すには「いけない」という強い言葉ではなく「好きなように」「どっちでもいい」
という言葉にする事で、思考のコントロールが緩んでくれます。
「見ちゃいけない」と言われれば見たくなりますが
「好きなように見て」「見ても見なくてもどっちでもいい」にすれば
見たい欲求が低下するのと同じになります。
そして、強く思考をコントロールしている時は身体にチカラが入っています。
首や肩周り、手にチカラ入っていませんか?
身体にチカラが入ると交感神経の方が優位になります。
寝るときや、休日は息抜きなので副交感神経の方を優位にならないと眠れませんし
気が抜けません。
先ずは、身体の力を抜いて下さいね。
(注:力を抜かなきゃは抜けませんので気を付けて下さい)
そして休日や寝る前は、自分に優しくするとゆるっと気が休まります。
注:強迫的にミスを気にしてしまう人は効果は薄いかもしれません。
強迫的に気にしすぎてしまう人には他のアプローチになります
仕事の失敗イメージから抜け出すためには

誰でも仕事を失敗したくないです。
ただ、環境の変化や、社会の状況などで仕事のストレスが変わってしまいます。
状況の変化からプレッシャーがかかる事は誰でもあります。
失敗の先のイメージが悪い方へ、自分を脅かすようなイメージが強いと心配する気持ちが強く出て
ストレスの圧が大きくなってしまいます。
このイメージは人それぞれです。
職場の人間関係や環境、タイミングにも左右されることもあります。
心配する方へイメージするよりも、今の仕事に集中する方へシフトすると心配は減っていきます。
心配するイメージが強いと常に仕事よりも失敗を考えていることになります。
そうすると、心配や失敗を何度も考えているのですから、強く記憶されて「仕事が頭から離れない」になります。
休日や仕事していないときには、休憩を上手に取ることで記憶をOFFしましょう。
休みの日に楽しみあると心配が減ります。
楽しみを持つことは安心感に繋がります。
休日は気を緩めることで平日の疲れも取れてきます。
上手くいかないときには、お気軽にご相談下さい。
仕事の緊張感や仕事が頭から離れないストレスを和らげるお手伝いをします。